ここにいるということ

誰かが心の内にいるということが
本当に欲しくて、本当に怖かった

結局いつかは一人になるわけで
夜寝る時になれば一人なわけで

友達と遊んだ帰り道だったり
稽古が終わった後、家に帰ってご飯を食べる時だったり
朝、目を覚ましたら一人なわけで

どんなに楽しいことがあっても最終的に一人

だから「内側にいる」ということは
とてもリスキーで、怖かった

そういう気持ちだからこそあるラインからは人を入れてきませんでした

途端に興味がなくなるというか
防衛本能の一瞬です


ただ、それはなくなるらしい
心の内に入れ始めれば、いつかなくなるって

今一番仲間である人達に話して、そう言ってもらいました

その日、家は寂しい場所じゃなくて。


「ここにいる」ということを
受け入れることが始まりました